犬のしつけ方と飼い方

【目次】

犬がトイレを覚えない

犬を家に迎えてから、まず最初にすべきことは、犬にトイレの場所を覚えさせることです。
一般的な犬は、起きた時や食事の後に排泄します。
また、モジモジした仕草をしたり、床のにおいを嗅ぎまわったりしている時なども、トイレのタイミングです。
そういうときに、トイレの場所に連れて行って、排泄させます。
上手に出来たらほめてあげましょう。
上手くできなくても、叱ったりしてはいけません。
犬は、排泄という行為を叱られたと思ってしまいます。
飼い主さんに隠れて排泄するようになってしまうのです。
そのような犬にならない為には、失敗した事に関して、何も言わないことです。
無視しましょう。
何日か続けていけば、犬が排泄してしまう場所が決まってきます。
そこにトイレシーツを置き、その上で排泄させるようにしていきます。
その場所は、飼い主さんがトイレに決めていた場所では無いかもしれません。
決めていたトイレの場所に近付けるために、トイレシーツを徐々に移動していきます。
そして、トイレシーツで排泄できたら、必ずほめてあげます。
失敗しても怒らないということも、忘れないようにします。
このようなことを繰り返していけば、半年くらいでトイレの場所がわかってきます。
長い期間掛かりますので、飼い主さんも諦めずに、根気よくトレーニングしていきましょう。
犬も、人間の子供と同じです。
優しい気持ちで接してあげることが大切です。

犬のしつけ、散歩

犬の散歩のしつけは、まず飼主の左側を、飼主の歩く速度に合わせて歩かせることから始まります。
犬を左足の側につけます。
歩き始めたら自分の腰の辺りを左手で軽く叩き、ここへついてくるようにと犬に注目させます。
正しい位置を歩いている時は、ほめてあげます。
前に出すぎたり、離れすぎたりするようであれば、「ダメ」などと声をかけ、リードを引いてショックを与えます。
他の犬とケンカする犬は、潜在的な本能が原因の場合があります。
散歩の途中で他の犬と出会いケンカの意思表示をした場合は、「ダメ」と命令し、リードを引いてショックを与えます。
子犬の時に人や他の犬に接する機会を与えてあげましょう、ケンカをしない犬に育てるためにも社会性を身につけさせることが必要です。
まず自分の家の環境になれさせます。
そして子犬の間に外に出して、飼い主以外の人間や犬になれさせたり、車などの騒音になれさせましょう。
ひも(リード)には、鎖・革製・布製・ナイロン製のものがあります。
散歩には、スナップつきの革製のものがオススメです。
ひもの長さは、端を持って手を上に伸ばし、地面に届く程度がちょうどよい長さになります。
強く引っ張られたり、暴れたりしたときに、はずれないように、ひもの先の輪を手首に通しておきましょう。
人や車が通る所では、ひもを短く持って、犬を自分の近くに置くようにしましょう。
ほとんどの犬は散歩がトイレを兼ねています。
便をそのまま放置せず必ず持ち帰りましょう。
犬が排便のしぐさをしたら、おしりの下に新聞紙などを置けば、道を汚さずにすみます。

犬の無駄吠えを抑えるには?

犬の無駄吠えに悩まされる飼い主は多いと思います。
しかしながら、無駄だと思っているのは飼い主(人間)側の都合ですよね。
犬にとっては理由があるから吠えるのであって、決して無駄に吠えているわけではないのです。
なので、無駄吠えを抑えるには、「どういう時に吠えるか?
」「なぜ吠えるのか?
」という原因を突き止めることから始める必要があります。
そして、次に犬の習性について考えてみる必要があるでしょう。
例えば、ドアホンの音に反応して吠える犬はとても多いです。
飼い主が無駄吠えで困っている原因のナンバー1かもしれません。
犬にとっては、「誰かが来た!」と警戒して、仲間に知らせる、不審者を追い払う、こういう意味で吠えている場合が多いでしょう。
ここで飼い主が、「うるさい!だまれ!」などと言っても逆効果です。
黙らせるには、今吠えてはいけないことをリーダーである飼い主が教えてあげなくてはいけません。
もしも恐怖心から吠えているのであれば、恐怖心を抱かなくするトレーニングを行いましょう。
ドアホンが鳴った→いいことがあると思わせるようにするのです。
そのためには、吠える直前に大好きなおやつを与えてみるのも一つの方法です。
犬のしつけのプロのやり方では、犬の首輪にリードを付けて、吠えるとリードを引っ張り、首にショックを与えるというのをやっていました。
犬がびっくりして吠えるのを止める→吠えなくなったところでおやつを与えて褒める。
というのを何度か繰り返すと、犬はドアホンが鳴っても吠えなくなります。
自分で上手くできないようなら犬のしつけのプロに依頼してみてください。

犬が夜に吠える

犬を飼っている方は、マンションに住んでいる方もいれば、住宅街に住んでいる方もいます。
子供がいる家庭も当然ありますね。
人懐こくて、普段はおとなしいのに、なぜか、夜になると吠えてしまうなんて悩みをよく耳にします。
夜に限らず、犬のムダ吠えは、近所の方々にとって迷惑な事です。
せっかく寝た子供が起きてしまうなんて事も、少なくありません。
大人でも、夜中に犬の鳴き声で目が覚めてしまうのは嫌ですよね。
ストレスや睡眠不足にも繋がります。
犬が自身をリーダーだと思っている場合、「家族」という群れを守ろうという本能が働きます。
家族が寝ている時間に、外で物音がすると威嚇や家族に知らせる為に吠えるのです。
ストレスが原因の事もあります。
義務的な散歩で、自由に遊ばせていないなんて事はありませんか?
運動不足や退屈は、ストレスに繋がります。
犬は動く事が大好きなのです。
また、犬はとても寂しがりやで甘えん坊です。
仕事や家事が忙しく、犬を構ってあげられない事もあるでしょう。
気持ちは解りますが、遊んで欲しい、寂しいよ!と訴える為に、吠えてしまうかもしれません。
暇をみつけてドッグランなどで、ストレスを開放してあげるのがオススメです。
ペットを飼ったら、きちんと育てる義務があります。
ストレスを感じさせない、ストレスが溜まれば開放させてあげるのは当然の事です。
犬の気持ちを無視する飼い方が続くのであれば、それは立派な虐待です。
犬は家族の一員です。
飼うと決めた以上は、最低限の責任は持ちましょう。

犬が噛むときの対処法って?

しっかりしつけをされた犬が人を噛むことってまずありませんが、子犬の時は何かと噛みつきます。
いわゆる甘噛みをします。
社会ルールの分かっていない子犬のことですから、「歯がむず痒い」「遊んで欲しい」「おもちゃの代わり」などという理由が挙げられるでしょう。
しかし、しっかりしつけを行わないと、成犬になっても噛む犬になってしまいます。
それでは、噛まなくするためにはどうしたらいいでしょうか?
一番有効なのは、噛む→嫌なことがあると学習させることでしょう。
犬は賢い動物ですから、繰り返し行うことで、必ず効果が現れます。
甘噛みする→遊んでいたのをピタッと止めてケージに入れて反省させる。
これは、飼い主と一緒に遊びたい盛りの子犬には、効き目があるでしょう。
今は甘噛み防止の苦みスプレーも売っています。
噛んで欲しくないところにスプレーをかけておくのも一つの方法です。
噛む→苦かったと学習していきます。
でも、歯がむず痒い子犬の時は、噛んで当たり前なのですから、全く噛むなと言うのも酷です。
噛んでも良いおもちゃを用意しましょう。
そして、噛んで良い物と、悪い物の区別を付けさせましょう。
すぐに噛むことは止められないでしょうが、いずれやらなくなると飼い主も広い心で接しましょう。
犬は群れの中で生きる動物です。
噛むという行為がその群れ(家族)に受け入れてもらえないと分かったら、自ずとやらなくなるのではないのでしょうか?

犬のしつけ、留守番

子犬の時は特に「犬だけにするのはかわいそう」と思いがちですが、ときどき留守番を経験させてみましょう。
犬は群れを作り生活する動物なので、猫に比べて一人でいるのを寂しがりますが、半日や一日の留守番をさせることができないようでは困ります。
待っていれば、必ず帰ってくるということが分かっていると、犬は不安も少なく、待つことができます。
いつも飼い主がそばにいて犬に構いすぎてしまうと、留守番するなど非日常なことが起こった時に犬はその落差に愕然とすることになります。
独りぼっちで時間を不安に思いながらすごさなくてはならないからです。
そうならないためにも、犬を飼い始めた時から、少しずつ独りでいることに慣れさせる練習を繰り返すと良いでしょう。
出かける直前に明るく声をかけ、なれるまでは外出は短時間にしましょう。
短時間から徐々に長くして続けているうちに習慣化してしまいます。
留守中に、粗相をしたり、家や家具を噛んだりするのは、大好きな飼い主が出かけてしまったためにストレスを感じ、不安定な気持ちをまぎらわすためにおこる別離不安です。
最初は、テレビなどをつけっぱなしにして、大好きなおもちゃや、オヤツなどを与えて、寂しさをまぎらわすようにしましょう。
外出から戻ったときに、静かに留守番ができていたら、落ち着いた態度で『ありがとう、えらいね』などと声をかけてほめてあげましょう。
どんな犬でも、多かれ少なかれお留守番をしなければいけない場面があるはずです。
お留守番することにすでに慣れている犬であれば、飼い主は安心して外出できるでしょうが、子犬を飼い始めたばかりの人にはトレーニングとそのコツを知る必要があります。

犬の里親募集

犬の里親募集の記事をよく見かけます。
実際里親募集をする場合は、何らかの事情で犬が飼えなくなったり(引っ越し、子供の誕生、子供のアレルギーなどが多い)、ペットショップなどで売れ残ってしまったり、繁殖の役目を終えた犬であったりと多種多様です。
昔はよく新聞に里親募集の記事が載っていましたが、今ではネットや掲示板で簡単に見ることができます。
個人もありますが、NPO法人やボランティア団体が運営している場合もあります。
主に募集される犬は子犬であれば雑種がほとんどでしょう。
純血種もいますが、成犬がほとんどです。
基本は無償譲渡でしょうが(予防接種などの経費負担が必要な場合もありますが)、有償の場合もあります。
特に純血種で人気種の場合は無償であることが少ないかもしれません。
特にNPO法人やボランティア団体が運営している場合、里親になる方に厳しい条件を課している場合があります。
これは、心に傷を負った犬が二度と不幸になることがないように決めているものです。
飼い主になるための研修を行っていたり、避妊去勢手術を義務付けている所もあります。
里親募集されている犬は様々な事情を持っています。
特に成犬は子犬に比べ、新しい環境に順応しにくいです。
人間に不信感を持っている犬もいます。
そういう犬の心を開かせるのはとても大変です。
一人暮らしや犬を飼うことに賛成していない家族がいる場合などは諦めた方がいいと思います。
里親募集に応募する場合は十分な心構えを持って臨みましょう。